ワクチン普及まで我慢の夏

投稿者:nakajima 投稿日時:水, 2021-07-14 16:45

 やっと今月下旬にワクチンの2回目を打てそうだ。7月末までに希望する高齢者すべての接種を終えるという政府の目標ギリギリだが、それでも安心が得られるので感謝だ。それでも高齢者だけだと心配していたら、さすがに考えたものだ。65歳未満にもワクチンを、というので、職域接種を考案した。高齢者が済んでから65歳未満に順繰りのはずだ、とうるさいことを言い出す声を避けて、別枠を設定した。企業や大学となれば、ほとんどが65歳未満である。こちらは順調に接種が進行しているようだ。
 それにしても、接種を予約するのはひと騒ぎだった。
SNSでつながっている友人たちの投稿では、自治体の差がはっきり出た。筆者の住む横浜市は接種券が届いて予約に至るまで右往左往させられたが、こちらが接種券が届いた段階で、友人の中にはすでに1回目の接種を済ませている市があった。副効果で少し熱が出たなどとぼやいていたが、こちらは予約もままならない、という状況なのでうらやまし限りだった。
 横浜市の予約作業では、集団接種の予約の電話はまず話し中でつながらない。ネットもアクセスできず「ただいまアクセスが集中しているのでしばらく経ってから・・・」という状態が続き、35分後には「本日の予約受付は終了したので来週予約手続きを・・・」と来た。しからば、数日遅れの個別接種を、と深夜零時の予約受付開始時間にアクセスしたが、手続きを終えて送信すると、「予約日を指定してください」とエラーがでた。しかし、何度スタートにもどっても予約日を指定する場所がない。指定できないまま念のため送信すると、同じエラーメッセージである。
 しばらくすると、「ただいま受付を停止しています」と案内が出た。やはり予約日時を指定できないというシステム上の不備があったようだ。それで個別接種も断念。みなとみらいで大規模接種が行われるので、自宅からは電車を乗り継いで1時間以上の遠隔地だが、ここならチャンスがあるとアクセスして、やっと予約が取れた。
 地方では感染拡大や重症化率が一気に改善している。おそらく高齢者比率が高く、高齢者接種で住民の多くが接種を済ませることができたのも一因だろう。
 一方、若者比率が高く、接種の順番の回るのが遅い首都圏は感染拡大が止まらない。大阪府知事が言うように、ある程度の接種率に達した地方のワクチンを首都圏の若者向けに回して首都圏の若者に重点的に接種させるべきだというのも、一つのアイデアかもしれない。ただし、何でも形式的な「公平」を唱える一群の人たちがこのアイデアをつぶすだろう。
冒頭に記したように、こういう抵抗の声を予測して、大企業や大学に集団接種する妙案を編み出した知恵者が政府にもいるようだ。「首都圏」「65歳未満」と言わずに、「大企業」「大学」である。
それでも誤った情報に幻惑されて100万人に数人という副効果が怖い、だの、どこまで効果があるか疑問だ、などと接種を回避する人も少なくないようだ。しかし、身の回りで顕著な効果が広がってくれば、接種に動くようになるだろう。
首都圏を中心にしばらく感染拡大は続きそうだが、接種のスピードとの勝負だ。あと少し、ステイホームでテレワークとオリンピックのテレビ観戦で、我慢、我慢である。