宮城県ソフトウェア事業協同組合 理事長 木村 裕様

宮城県ソフトウェア事業協同組合 理事長 木村 裕様

組合の現状と課題


宮城県沖地震が来るといわれてから数年たち、私もいつ来てもおかしくないなと数年前から考えておりました。2年前にスマトラ沖の巨大地震がおき、同様の地震が起きてもおかしくないなと感じ、早く宮城県沖地震が来ればいいなと考えておりました。去年より地震対策を急がなければと考えておりましたが、経済上の理由もあり、又、自社ビルの耐震診断で阪神大震災クラスの地震が来ても大丈夫との報告もあり、簡単な耐震対策だけで地震が来るのをまっていました。

 東日本大震災という歴史的な巨大地震と大津波に見舞われ、岩手・宮城・福島を中心とた大災害に見舞われました。特に海岸地帯は壊滅的な被害を被りましたが、仙台市内は予想に反し倒壊したビルは1個だけでしたが躯体に大きな被害が出て、使えなくなったビルが多数ありました。

 今回の大震災で原発のことも気がかりだったのですが、予想もしない位の大きな災害になり、震災復興の大きな足かせになっているのは残念でなりません。

 震災5ヶ月が過ぎようやく瓦礫の山が取り去られてきました。

 復興が本格的になるのは、1・2年後と考えておりますが、震災後仙台市及び周辺地域ではホテル等の宿泊施設の予約が取れない位に他地域の人達が仙台に来ており、又、多数の企業が進出してきており飲食店街で有名な国分町の中には連日満員という所も目立ってきており、6月頃より徐々に景気の底離れが一部始まってきており、このまま順調に上向いて行ければ、更に他地域にも復興景気が起こればと思っています。

 当組合でも震災の影響で売り上げが落ちている組合員もあります。特に東北電力が震災で大き被害が出ていて、対応と復旧に全力を注がなければならない為、新たなソフト開発事業が数ヶ月間止まってしまったために、県内のソフトハウスは大きな影響を受けております。災外復興がある程度進むまではソフトハウスの業務増加は無い状況にあります。

 唯一前年度より進めているモデル事業として、当組合が始めた産業廃棄物システムが震災のため一時中断しましたが、関東地区で採用企業があり、これを共同販売・共同受注とし、東京に本社をおく当組合員との業務とし、更に組合員同士連携を蜜にしながら実績を作り、組合員の募集好結果が出、小さな組合からの脱皮を図る第一歩になるよう活動しております。