新「個人情報保護認証制度」のスタート

投稿者:jaspanet 投稿日時:水, 2011-09-21 01:38

首都圏ソフトウェア協同組合(メッサ)のメルマガでも紹介したが、メッサの顧問で元参議院議員(外務政務次官)の石井一二氏が理事長となって「一般社団法人 日本個人情報管理協会」を設立し、「Pマーク」と同等の個人情報保護の新しい認証制度を準備してきた。このほど、同協会は経済産業省から「認定個人情報保護団体」の認可を得、「JAPiCO認定個人情報保護認証」制度を本格的にスタートさせた。当面は、同制度を認証する審査員養成講座を開設、コンサルタントの養成と併せて、正式に同認証制度の普及活動に乗り出した。

「JAPiCOマーク」の制度を創設した趣旨は簡単明瞭である。「Pマーク」より安く、個人情報保護の仕組みを企業内で整備できる制度作りである。特に中小規模、零細規模の企業では「Pマーク」の認証を得るのには経費負担が大きい。同様の個人情報保護の企業体制を整えて、もっと安い仕組みはないか。それを実現しようとしているのが新認証制度である。取得に必要な審査料、コンサルタント料の総計は従来の60%程度で済むように設計されている。

コンプライアンスに厳しい大企業や官公庁と取引するとなると、個人情報保護の体制が整っているかを証明するように要求されるケースが多い。証明の一つが「Pマーク」だったが、これまでは「Pマーク」しかなかったので、経費がかかるが、それを取得する以外に手はなかった。新たな選択肢が「JAPiCOマーク」である。個人情報保護体制の整備とその証明にこれまでよりはるかに安い経費で要求を満たすことができる。新規に取得するだけでなく、更新時に切り換えることも可能だ。

JASPAでは、傘下の組合企業が個人情報保護の体制を整備するのにもっと経費のかからない制度を作れないか、と、メッサの石井顧問の活動を支援し、署名にも加わった。ようやく経済産業省の承認も得られて新制度が動き出すところまでこぎつけたのは、JASPAの運動の一つの成果だと思う。現在、詳細な説明書、申請手続きの案内書類が作成されつつある。

このホームページにも掲載するつもりなので、ぜひ、この際に、コンプライアンス体制の整備の一つでもある個人情報保護のマネージメントシステムの確立を目指してほしい。ソフトウェア産業が社会に信頼されるものであることをアピールするものでもある。