新春挨拶

投稿者:jaspanet 投稿日時:水, 2012-01-04 14:36

本当に、現代社会は大きな転換点に直面している。円高や地球環境問題などのように日本国内ではらちが明かないものも多い。同時にTwitterやFaceBook、ミクシィなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などの国内事象になって、その性格が分かって来たものもある。どれも社会を支える情報産業の支援を必要としている。われわれの責任はしだいに重くなっている。十分に自覚して行かなければならない。

全国ソフトウェア協同組合連合会(JASPA)を構成する企業は、ほとんどが中小規模のソフトウェア開発企業、あるいはその関連企業である。コンピューターソフトウェアの世界はインターネットの飛躍的な進展、クラウドによるシステム構築の激変、さらに、スマートホンやタブレット端末の急速な普及と大きく変転し、ビジネス環境は日々、様相を異にしている。各々の企業はどのように変化を乗り越えるのか。力がある企業はこれをチャンスとして成長の糧にできる。

ただ、それを単独でできるのは、限られた企業かもしれない。多くの企業は互いに助け合いながら、情報を共有し、知恵を共有し、変化への対応を模索してゆく。協同の力で変化を乗り越えてゆく。これが、これまで果たしてきたJASPAの役割である。

 情報や知恵の集約だけではなく、共同事業、共同福祉、保険共済、共同研修・教育、共同施設利用など、「中小」の弱点を補う結束と多くの企業の「協働」によって、中小ソフトウェア会社が持てる力を数倍、数十倍にして活動できるようになる。

 東日本大震災の傷跡はまだ癒えていない。その復興、新しい社会の建設には、我々情報産業の役割が重要である。さらに福島原発事故による電力不足をきっかけにした新しい電力システムへの傾斜、新しいエネルギー源の発見と社会体系、産業体系そのものが大きな変化を生み出している。家電、自動車、建設、行政は新しい仕組みに対応して変身を遂げねばなるまい。スマートグリッド、スマートハウス、スマートタウン、スマートソサエティなどの新しい巨大な市場も姿を現しつつある。もちろん、どの変化にも、効果的な新しい情報システムの支援が急務だ。ここでも情報産業の働きが期待されている。

 世界経済の重心の位置がアジアへと大きく移動しつつあるのも注目しなければならない。急拡大する経済に、日本企業は一斉に事業進出を急いでいる。情報産業も新しい海外戦略を推進しつつある。しかし、日本が追い求めてきた先進国とは違った市場環境である。特に情報産業には重要な知的財産を守るにはどうしたらよいか。クラウドもその有力な道具である。新しい情報技術、情報インフラを自分のものとして、次の挑戦が必要だ。

 社会は情報技術を基盤にして激変を続けている。情報産業もそれに呼応して変革を続けなければならない。平常時とはビジネス機会は異なる。社会の変化、市場の変化、技術の変化、技術者資源の変化、そうした変化から市場のニーズをつかみ取る営業力の練磨など、情報サービス企業、ソフトウェア企業も進化し続けねばならないだろう。日本社会、日本経済のエンジンとして、JASPAは力を合わせて前進してゆく。このJASPAを活用して欲しい。また、さらに多くの企業に参加して一緒にこの変化を乗り切ってもらいたい。