日本経済は「鼓動」している

投稿者:nakajima 投稿日時:火, 2012-02-28 10:12

JASPA専務理事の横尾良明氏は、住民票を沖縄県宮古島市に移し、月の半分ほどは宮古島での離島暮らしである。筆者は沖縄県那覇市での「個人情報管理士セミナー」出講のため、2月下旬に那覇市に滞在したが野田総理大臣の沖縄初訪問で騒がしくなったのとすれ違いで久々に宮古島に渡った。

残念ながら横尾専務は東京滞在のタイミングで会えなかったが、宮古島在住で、先年、環境省のエコツーリズム大賞、地域賞を受賞したエコガイドカフェの猪澤也寸志さんに会って最近の島の状況を聞いた。その印象が、南の端の端まで、日本経済は着実に鼓動している、ということだった。

まず、実感は、宮古島~伊良部島をつなぐ大橋梁の建設である。来年完成の予定は、高規格(もっと頑丈な)への設計変更で少し遅れて再来年になる予定だという。全長約4.5kmで、海上部分は3.54kmと、設計図には書いてあった。海上部分は無料で通行できる橋としては日本で最長だそうだ。サンゴ礁の上を渡る長大な橋の建設は、一つの風景である。

この建設には自然や景観の破壊の論争は起こらなかった。大自然の中に橋全体が融和しているような気がする。この建設で、地元産業は後、2年は潤うはずである。

さらに、修学旅行生の来島が急速に増えているということだ。宮古島はエコ・アイランドである。猪澤さんが主導するサンゴ礁保護活動はエコの象徴だが、ここ数年、バイオエタノール、太陽光発電が発展してメガソーラー、風力発電所と自然エネルギーの施設が次々と建設、または拡充されつつある。小さな島の中でエコロジーのメニューが勉強できて、その上にサンゴ礁の海の中でダイビングの体験やサトウキビ農業や漁業も同時に観察できる。

急増する来島者の移動には、いずれ宮古空港に加えて、伊良部島とつながっている下地島のパイロット訓練用「下地空港」を民間航路用に活用する、という話も出始めている。日本全体はまだ、景気の先行きがもやもやしているが、行くべきところに行けば、景気拡大の確かな鼓動が聞こえてくる。目の前の景色だけではなく、時には、いろいろな日本を見てみよう。

余談だが、宮古島は島田紳介が進行役だったバラエティ番組で大々的に宣伝されて来島者が増加した。その後、トラブルで引退した島田紳介の動静はあまり聞かなかったが、先週発売の写真週刊誌で「島田紳介が宮古島市の市長選に立候補」という仰天情報が流れた。ガセネタとは思うが、宮古島が再び、話題に上るトピックにはなった。