北海道ソフトウェアー事業協同組合 日本SE株式会社 代表取締役社長 佐藤光一 様

会社を設立されたきっかけや現在に至るまでの苦労された点をお教え下さい。

我、日本SE(株)は、1980年1月の創業以来30年以上に亘り、独立系ソフトウェアーハウスとして歩んでまいりました。その間幾度となくIT業界は厳しい変化に見舞われましたが、その変化に柔軟に対応し、群社戦略によるグループ経営、戦略的集中経営など行い、果敢に変化しながら勝ち残ってまいりました。

直近で大きな変化としては、2005年4月、旧日本SE(株)、北海道SE(株)より営業権を譲授し、全業務と、全従業員を継承し、資本金を7億55百万円に増資し、新しい日本SE(株)としてスタートをした事です。
そして、2006年11月、大株主がDTS(東証1部上場企業)に変わり、DTSグループの1社としてスタートして現在に至ります。

私は、リーマンショック以降の2009年6月に代表取締役に就任しましたが、この3年間の経営には厳しいものがありました。強み(コアビジネス)の創出をテーマに、大きな組織改革をし、企業価値向上の為の取組など、様々な施策を打ちながらの3年間でした。拠点展開においては、名古屋事業所と静岡事業所を統合し、中部支店として再編し、北海道支店は、適正規模への取り組み、東北支店は、震災の影響もあり、昨年9月に閉鎖を断行しました。そして、コストの圧縮にも努め60億円から40億円規模の企業になりましたが確実に利益の出る企業となりました。今後は、人事制度改革に力を入れてまいります。

現在、様々な業種分野での展開をされておりますが、特化分野、開発拠点などをお教え頂けますか?

開発組織としては、現在560名ほどの社員を有し、首都圏5部門、地方2支店、で事業展開しています。
首都圏5部門は、業種、業務での区分けでの展開を行なっております。

【金融ソリューション部】
長年に亘る証券、生損保業務の取り組みをベースに、銀行、クレジット系業務への展開も行なっております。

【通信ソリューション部】
通信メーカが発売する各種スマートフォンの開発と、キャリア向け業務アプリの開発を大きな柱とし、基地局、組み込み開発にも携わっております。

【基盤ソリューション部】
インフラ基盤構築、維持保守・運用管理を行なっております。

【産業公共ソリューション部】
流通、リース会計をキーとした基幹系システム開発と、社会公共は、特に電子政府に関わる全般に取組んでおります。

【SI部】
小売業、販売管理など、オープン系開発基盤をベースに要件分析から保守までトータルサポートしております。またパッケージの開発支援も行ないます。

地方拠点2支店は、地場の顧客に特化したサービスの展開です。

【北海道支店】
新札幌のテクノパークに自社ビルを有しております。流通業、卸業、食品製造業向けERPソリューションをメーカーと協業し、地元企業、首都圏企業も含め展開しております。また、金融、保険、自治体向け、大学向け開発にも携わっております。ニアショアの拠点としての基盤づくりに力を入れております。

【中部支店】
沼津に事務所を置き、メーカー、製造業向け開発支援、また名古屋においては、大手予備校のシステムに大きく関わっております。

北海道で組合の活動をはじめられたきっかけ、その後の活動において組合に所属されて良かったと思われる事等についてお教え下さい。

北海道SE(株)での係わりからですので、朝倉理事長のSOC(株)と同様、組合設立からの活動になります。今までの活動の中では、組合内での案件受発注業務を行い、シナジー効果を創出したり、各種勉強会を開催したり、活動を通しお互い現状を把握出来るところです。

今後は、更に厳しくなるこの業界の中で、北海道としてのメリット、例えば、ニアショアの拠点としての定着を組合として確立させるなど、組合企業が、メリットをお互い享受出来る様にしたいと思っております。

今後のJASPAの活動に対する要望等、是非お教え願います。

年1回札幌で開催される、JASPA運営委員会に毎回参加させていただいておりますが、全国各地の情勢など、有益情報を得る事が出来ますので、毎回楽しみにしております。是非継続していただきたいと思います。

最後に御社について、PRを思いっきりお願いします。

日本SEは創業以来30年に亘り、独立系ソフトハウスとして着実に歩んでまいりました。この間、幾度となくIT業界は、厳しい変化に見舞われましたが、その中で当社が勝ち残れたのは、常にお客様の視点から「トータル・システム・ソリューション」を提供するという、社是「創造は心」の精神を貫いたからであると確信しております。

当社は、創業以来、社是・社訓に基づく、変わらぬ思想・変わらぬ精神を経営方針として定め、蓄積してきた3つの企業力([1]お客様の信頼を得る技術力、[2]お客様のニーズを先取出来る営業力、[3]お客様に安心を頂ける内部統制と情報セキュリティ)を駆使して、「お客様の業務改善に役立つシステムインテグレータ」を目指してまいります。

また、当社が提唱する「マインドウェアー」を具現化し、DTSグループの総合力を結集して、お客様に価値のあるソリューションを提供する事で、社会の発展に貢献してまいります。今後ともよろしくお願い致します。