北海道ソフトウェア事業協同組合 株式会社CEホールディングス 代表取締役社長 杉本惠昭 様

会社を設立されたきっかけや現在に至るまでの苦労された点をお教え下さい。

私は元々大手のIT企業に就職し、製造装置、OS開発、銀行業務など、SEとして多くの企業様の開発導入支援をしていました。‘90年に会社の経営方針に納得できず、19年11ヶ月で20年勤続の割増退職金を捨てて独立しました。
経営とは何ぞや!も解らず手探りの日々でしたが、多くの後輩や仲間が駆けつけてくれ、彼等を幸せにしたい一心で仕事をしてきました。
一緒に組んだ先輩が数々の問題を起こした為、支店を独立し距離を置きましたが、その後も問題を起こし、解決の為に奔走した日々は本当に辛い物でした。ついには資本関係も解消し完全に独立したのが今の㈱CSIですが、‘97年頃から電子カルテの開発を進め、受託からの脱却を図りました。
2000年にVCの資本を入れ、開発を加速し上場を目指しましたが、2001年10月31日にマザーズに上場するまでの期間は、経験した者にしか解らない苦労の連続でした。約335万社ある企業の中で、上場企業が約3700社しか無いのは何故か?の理由が理解できた、素晴らしい経験でも有りました。

医療と健康をITで支援し安心・安全な未来を創造しますという理念をお持ちですが、貴社の特徴やサービスについてお教え頂けますか?

医療情報システム開発と販売が中心ですが、マルチベンダー、マルチパートナー方式が特徴です。会社の規模が小さいですから、手を広げ過ぎず、電子カルテに特化して部門システムは色々な企業様の良い物と連携します。データベースである電子カルテを押えた物が勝つと言う発想です。また体力が無いですから、多くのパートナー様に販売、導入、サポートをして頂くと言う、他力本願的発想で拡大してきましたが、実は上場時にこれが大きく評価されました。これからは電子カルテであるデータベースを活用し、地域医療連携や、国民と医療機関の連携システムを拡充し、CSIの意味でもある、理想のシステムを創造し社会に貢献して行きたいと思っています。

北海道ソフトウェア事業協同組合で組合の活動をはじめられたきっかけ、その後の活動において組合に所属されて良かったと思われる事等についてお教え下さい。

道内には幾つかの組合が有りましたが、俺が俺がと言う方が仕切っているケースが多く、そのような組織には参加する心算はありませんでした。その為、小さな組織を作った事も有りましたが機能せず、お声を掛けて頂き参加しました。
決断したのは朝倉理事長様のお人柄でしたし、間違っていなかったと確信しています。
医療系の会社が殆ど無いのが残念ですが、弊社の開発サポートを御手伝い頂いていますし、JASPAのご尽力で甘利元経産大臣の大臣表彰も受賞しました。

最後に御社についてそして、御社のPRを思いっきりお願いします。

私が起業した時は、まだIT産業は成長産業と思われていました。これが幻想であることは歴史が証明しています。どんな産業も廃れるし、創意工夫次第では成長企業になると思っています。創業した時も「特化した事業」を掲げていました。
弊社はトップから新人まで、縁故関係者が一人もおりません。同族経営の否定を社是としています。ですから全社員が社長になる権利を与えられており、後は本人の努力次第で夢を実現できる企業です。
弊社は電子カルテシェアー国内2位をキープしています。常に変革する事、進化し続ける事を社員に言い続けていますが、弊社がこれからも成長し続けるキーワードと思っています。そしてその取組が国民の健康に大きく貢献すると確信しています。
医療、ヘルスケアのシステム業界でリーディングカンパニーになる事を目標にしていますが、賛同する多くの仲間との出会いも楽しみにしています。