メガソーラー、超電導~~エネルギーと結びつくデータセンター

投稿者:nakajima 投稿日時:火, 2013-09-24 14:55

北海道石狩市にある、さくらインターネットの石狩データセンターを見学してきた。北海道の冷涼な気候を利用して外気を使ってサーバーを冷やし、冷却のために使用する電力消費を抑え込もうという立地である。開発に着手したばかりの広大な産業団地の一画にあったが、同席した田岡克介石狩市長は、今後の夢多い団地建設構想を語ってくれ、その大きな夢にびっくりさせられた。
石狩データセンターは、外気を利用しているため、PUE(エネルギー利用効率=できるだけ1に近いほど良い)は好条件の気候では1.1程度を記録し、夏場の条件が悪い時でも1.5~1.6程度と驚くべき効率である。日本のデータセンターでは新しく建設するもので1.4が目標。現実は2以上が普通なので、冷涼地での外気利用型の先進性が実証されている。
しかし、それは想定内の驚きである。びっくりさせられたのは、超電導、メガソーラーを組み合わせた将来の電力調達計画である。これは石狩市の産業団地構想によるものだ。1年半後の完成をめどに、産業団地内にメガソーラーを建設し、ここで発電した電気を、およそ2キロメートル離れたデータセンターに超電導線を通じて高圧直流給電するという構想だ。超電導によって送電ロスをゼロにして、さらにエネルギー利用効率を上げる構想である。
送電ロスをゼロにするためには電力線を絶対温度零度に冷却する必要があるが、それは、当面は液体窒素を利用し、将来は産業団地内に建設するLNG火力発電所の冷熱を使う計画である。北海道の西海岸は風力発電でも有名だが、さらにメガソーラー、LNG火力発電、超電導とエネルギーの未来図が見えてくる。
 データセンター、クラウドサービスと現在から未来へ続く情報産業が、エネルギーの未来と融合してゆく。