日時 | 平成26年1月16日(木)16:00~17:45 |
会場 | グランドプリンスホテル高輪 B1F 「クラウンルーム」 |
ご出席登壇者 | 経済産業省 商務情報政策局情報処理振興課課長 江口 純一 氏 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会会長 和田成史氏 一般社団法人情報サービス産業協会副会長 横塚裕志氏 |
テーマ | これからの日本のITを牽引する主要3団体トップが語る『新たな価値創造』 |
討論内容
最初に経済作業省が取り組む次年度の施策について経済産業省情報処理振興課 江口課長より丁寧な解説があった。
次に、中島会長より、以下の問題提起がなされた。
世界の情報社会は、クラウドの本格的な出現、スマート端末の個人利用・企業利用の開始、SNS普及による情報交換・情報共有の新たな形態の出現、IOT(インターネットを介した加えて後れていたサイバーセキュリティへの取り組みやマイナンバー制度の施行、グローバル時代の競争力強化に伴う合併・企業統合などの業界再編成に伴うシステム統合などのシステム開発需要が増大して、新たな技術者不足の状況を迎えようとしている。そこへさらに、2020年東京五輪の招致が決定して、これを迎えるための「スマート日本」の構築の大事業が生まれている。
情報通信を基礎にした次代の日本へと急旋回する曲がり角に差し掛かったと言える。そのエンジンとなるのはもちろん、情報通信産業で、次の社会の新たな価値を創造する重要な責務を担っていると言える。
そういう中で、私たち情報産業はどのように社会の期待に応え、日本のIT社会をリードしていったらいいのだろうか。
その上で、江口課長のご意見もいただきつつ、横塚副会長、和田会長に対し、今年から、ここ数年、情報産業にとって、あるいはソフトウェア企業にとって何が重要課題と考えているかを伺った。
・激変する経営環境に対応するICT利用についての企業経営トップの理解は十分か。
・日本企業の情報経営は後れているか? その原因と改善の道筋は。
・消費税引き上げへの需要増大と人材確保の方法。
・東京五輪を迎えるための情報産業の役割と課題、見通し。
・サイバーセキュリティの現状認識と対応。
・情報産業のイメージを明るくして若者を迎えるための秘策は。
白熱した意見交換がなされ、参加者からもいくつかの質問をいただき、定刻に閉会となった。