台湾との連携、次のステップに

投稿者:nakajima 投稿日時:火, 2014-07-01 17:24

今年で6回目になるが、6月初めに台北市で、日本と台湾の情報サービス産業関係者が集う『日台ITビジネスアライアンス交流会』が開催された。毎年、規模が大きくなる交流会だが、今年は参加者が200人を超えた。台湾のソフトウェア業界団体である中華民国情報サービス産業協会(CISA)が台湾政府の後押しで開催しているイベントである。日本からはJASPAのメンバー多数をはじめ、KT-NET、JISA(情報サービス産業協会)、CSAJ(コンピュータソフトウェア協会)など、CISAと協力協定を結んでいる組織からも多数のメンバーが参加した。
ハイライトはCISAの理事長の交代である。劉瑞隆氏から邱月香氏に交代した。新理事長は、極めて活動的な女性である。前理事長がじっくり考えながらにこやかに話を始めるタイプだったのとは少し違った経営者である。積極的に働きかけ、人を惹きつけ、周囲を鼓舞して組織を動かしてゆくのではないか。高い技術力やアイデアで、新しい商品やサービスを次々と誕生させる台湾のソフトウェア業界の海外への普及がさらに活発化するのではないか。
日本の参加団体として、今年は新たにJASPAとも関係の深いANIA(全国地域情報産業団体連合会)が加わった。日本の主要なソフトウェア関連団体は出そろったといえる。
こうした日本のソフトウェア業界と台湾の情報サービス産業業界の協力関係の樹立は、前理事長の劉瑞隆氏の功績である。JASPAも2008年秋に、CISAの日本代表である蕭烱森(しょう・けいしん)さんが劉理事長の希望を携えて訪ねてきて提携関係樹立を進めた。すでにKT-NETの林知之代表や神奈川情報サービス産業協会(神情協)野木秀子副会長(当時)らが、親しく交流していたようだが、JASPAもそれに続いて仲間に入れてもらった。この交流を通じてJASPAのメンバーは台湾に進出したり、提携して共同事業を立ち上げるなどの実績を挙げてきている。
その後、JISAやCSAJ、さらに海外への進出を目指す中堅のソフトウェア企業の組織であるMIJSなどが提携して、幅広いビジネスネットワークが構築されつつある。日本代表の蕭氏の努力とともに、劉前理事長の献身的な活動なくして、このネットワークは構築できなかったろう。
劉前理事長に活動に感謝しつつ、邱新理事長がこの路線を引き継ぎながら、さらに発展させていただくよう、念じてやまない。