全国ソフトウェア協同組合連合会 平成26年8月度運営委員会 記録

投稿者:jaspanet 投稿日時:月, 2014-08-18 13:12


JASPAの平成26年8月度運営委員会は8月7日、北海道ソフトウェア事業協同組合(朝倉幹雄理事長)が幹事組合となって、札幌市ホテルさっぽろ芸文館で開催された。活動が充実して来た22世紀フォーラムの各分科会の活発な実践報告や北海道からの「北海道ニアショア開発促進協議会」発足、JASPA加入組合に低額で提供されるVPN「JASPA-NET」の利用条件の改定などの発表で議論が沸騰し、予定を上回る2時間半以上の討議となった。
まず、10月に開催される情報化月間の「情報化促進貢献表彰」に向けて、北海道ソフトウェア事業協同組合の朝倉幹雄理事長を推薦することを決議した。毎年、2組程度の推薦を行っているが、今回は、朝倉理事長に推薦を一本化して、強力に経済産業省に働きかけることにした。
22世紀実行委員会からは、まず、9月11日東京で開催するセミナーは派遣法改正をテーマに多角的に議論する内容とすることが報告された。JASPAにとって重要な問題として、他の組織との提携を進める活動で、一般社団法人テレコムサービス協会(テレサ協)とは八戸IT企業共同視察を実施したほか、12月には沖縄へ共同視察する企画を検討中だ。10月23日のテレサ協20周年記念イベントにも参加予定だ。台湾コンピューター協会(ハードウェアメーカー中心の団体)とはミーティングを実施。ITマネージメントサポート協同組合、クラウドサービス推進機構の両組織とは相互加入を含めて連携について話し合いに入った。10月24日のKT-NETフェスタに参加する。
JASPA傘下企業の共同受注活動の一環として営業情報、案件情報共有のサイトを構築し始めた。有料だが、傘下組合企業のメリットが期待できる。また、首都圏ソフトウェア協同組合で成功して来た官公需共同受注のノウハウを基にした共同受注サポートサービスを提供する準備を整えていることも報告された。
共同求人でも、22世紀フォーラムから首都圏ソフトウェア協同組合の共同求人の新しい試みが報告された。7月にHAL東京で組合企業13社で共同求人説明会を開催し、30人の生徒の参加を得た。内定者もかなりの数出せた模様で、この経験を基に、他のJASPA組企業にも広げたい。
さらに、福利厚生委員会からは、障害者雇用促進制度の改定についての説明がされた。平成27年から従業員100人につき2人の障碍者雇用が義務付けられ、未達企業は1人につき、月額5万円、年間60万円のペナルティが課せられることになった。身体障害、知的障害に加えて精神障害者へと対象が広がる。大企業はすでに身体障害者の「囲い込み」が始まっているので、早めに対策を打たないと、雇用できる障害者の数を確保できなくなる。
JASPAで共同事業として進めているVPNサービスの「JASPA-NET」では、本社と在宅勤務者、在宅作業者との間のVPNサービスなどに利用してもらうように訴求してゆくことが報告された。この後に眞杉監事から、テレワーク協会から、中小企業がテレワークを新たに始める際には上限150万円で補助金が出る新しい制度について説明があったが、テレワークなど、ネットワークを介して個人が業務を行う機会が多くなることが予想されるので、この際、JASPAメンバーは、「JASPA-NET」のメリットについてもう一度検討してみる必要があることが確認された。
「北海道ニアショア開発事業促進協議会」は北海道庁や商工会議所などが後押しをして、ソフトウェア事業者13社が結集して共同受注活動を目指すために結成した。北海道ソフトウェア事業協同組合の理事長会社であるSOCが幹事社として名を連ねている。これまでアジアの企業にオフショアしてきた日本の大手ソフト会社も、中国などで条件が望ましくなくなって来たことから日本に回帰して来る兆候がある。この際、北海道でも、回帰してくる需要や新規の需要を北海道で請け負いたいと条件を整備しているところである。JASPAにも協力要請したいということで、需要の中心地である首都圏の大手との仲介役をJASPAで担うことを決議した。
その他、ITソフトウェア基準法案についての経済産業省との意見交換の経緯の報告、広報委員会からの現状報告などがなされた。
総じて、22世紀フォーラムで進めている多様な事業が順調に回転し始めたのが印象に残る運営委員会であった。
(記録 中島洋会長)

日時 平成26年8月7日(水)16:00~18:30
会場 ホテルさっぽろ芸文館
出席者
  • 【ホスト団体】
  • 北海道ソフトウェア事業協同組合(朝倉幹雄、佐藤光一、伊東満、杉本惠昭、田村匡、河原健光、本間賢一、米口昌弘、菅野満、古谷雅代、越智清雄、下館繁良、石原由夏)
  • 【参加団体】
  • 宮城県ソフトウェア事業協同組合(木村裕、太田貴之、木村由希)
  • 青森県ソフトウェア協同組合(長内睦郎)
  • 首都圏ソフトウェア協同組合(中島洋、横尾良明、眞杉幸市、齋藤光仁、櫻井多佳子、中村健夫、加藤雅史、井上雅之、秋田忠之、塚本学、鷹羽和利)
  • 中央イメージテクノロジー研究開発協同組合(平川学、堀越正)
  • 電算ソフトウエア協同組合(佐々木賢生)
  • グリーンIT協同組合(守田徹、岡積正夫)
  • KT-NET(林知之)
  • 静岡県ソフトウェア事業協同組合(石渡辰夫)
  • ハイテクノロジー・ソフトウェア開発協同組合(伊藤整一、高橋博幸、青谷哲也)

議題

第1号議案 平成26年度情報化促進貢献表彰の推薦について

事務局より、平成26年度情報化促進貢献表彰の推薦についての説明があり、各会員組合に対し、
推薦募集を行っているが、現時点で1件もないとの報告があった。
また、JASPAとしては、今年も北海道ソフトウェア事業協同組合の朝倉理事長を推薦したいと提案し、出席者により承認された。

第2号議案 ITソフトウェア法検討打合せ報告

眞杉監事より、7月23日(水)に経済産業省で行った第3回ITソフトウェア法検討打合せの報告があった。
併せて、7月より就任した商務情報政策局情報処理振興課の新課長 野口聡氏を表敬訪問した旨の報告があった。

第3号議案 22世紀フォーラム実行委員会報告

(1)経営支援委員会
 ・9月の運営委員会でのセミナー、及びスケジュールが以下の通り決定した旨の報告があった。
  9月11日(木)13:00~18:00 JASPA会議室
  13:00~13:10 開会の挨拶 中島会長
  13:10~14:20 派遣法と労働契約について 社労士 大村文江氏
  14:20~15:00 派遣法改正をにらみ一般派遣事業許可を取得した背景と理由
          株式会社ディジタル 代表取締役 小池保典氏
  15:10~15:50 テーマ未定 Harness LLP組合長 田口善一氏
  15:50~16:00 共同受注サポートについて 22CFビジネス委員会
  16:00~18:00 運営委員会
          尚、運営委員会の中で、経済産業省商務情報政策局情報処理振興課
          新課長 野口聡氏に挨拶いただくよう交渉中。
  18:30~     懇親会 とうふ屋うかい
  セミナー会費:1,000円、懇親会費:15,000円
 ・スポーツ大会
   9月12日(金)日高カントリークラブ

(2)交流委員会
 ・JASPA内交流 毎月の運営委員会と絡めたビジネス交流会の検討及び他団体交流について。
 ・7月10日(木)に一般社団法人テレコムサービス協会と八戸企業視察を開催。
  → テレサ協とJASPAが相互入会をする方向で検討→本件は承認された。
 ・7月17日(木)に、TCA(台北コンピューター協会)とミーティングを実施。
 ・10月23日(木)にテレサ協の20周年記念イベントに参加予定。
 ・12月18日(木)~19日(金)にテレサ協と沖縄企業視察を開催予定。
 ・政府・官公庁交流
   7月23日(水)に経産省情報処理振興課(田中係長)訪問(第3回情報交換会)。
 ・エストニア視察 → 今年の開催を見送る。来年以降で別途検討。
 ・ITマネジメントサポート協同組合、クラウドサービス推進機構のJASPA加盟を勧誘中。
 ・10月24日(金)にKT-NETフェスタ開催。

(3)ビジネス委員会
 ・営業情報、案件情報共有について WordPressにて初期版を構築済。
 ・先進技術共有(KDDI研究所他)について
   次回9月25日(木)予定。今後も、3か月に1回程度にて継続的に実施していく。
 ・会員製品商材・ソリューション共有について
   17社34商材の情報提供を受けたことに関して、10月24日 品川フロントビルにおけるJASPA、KT-NET共催セミナーへの
   出展を調整する。
 ・展示会・セミナー企画、運営について
   10月24日 品川フロントビルにてJASPA、KT-NET共催セミナーを実施する。
 ・共同受注サポートについて
  青森(7/10)の運営委員会から、説明を開始した。次回の札幌及び、9月のセミナーの際にも説明を継続実施して、周知を図る。
 ・入札情報サービス(WIZBIZ)の利用について
   5社の負担にて、利用を開始している。
 ・WEB会議システム(GCgate)の販売推奨について
   GCgateから特別価格を提示して頂いているので、当件を推奨していく。

(4)教育委員会
 ・METSAでの共同求人について
   7月4日にHAL東京にて組合員13社で共同求人説明会を開催した。
 ・アプリ甲子園 現在、アンケート作成中。
 ・岡山スマホアプリコンテスト2014」への参加を検討中。

(5)福利厚生委員会
 ・障害者雇用促進について
   平成27年より、100人に2名の障害者雇用が必要、その準備、対応について。
 ・障害者実践型教育機関について
 ・前述した雇用促進に伴い、全国の障害者に向けた技術的な教育機関として、実践的な開発スキルを提供する道を調査。
 ・メンタルヘルス対策としてのサテライトオフィス活用
 ・JAPICOの梶川理事に沖縄及び田舎でのサテライトオフィス活用をレクチャーいただいた。
 ・介護休業・育児休業に関する教育
   今後各社で増えるであろう介護休業者、育児休業者に向けてもルーチン化できないか検討したい。

第4号議案 JASPA-NETの報告

HISCO高橋氏より、JASPA-NETの報告があった。
JASPA-NETは、会社-IDC、会社-在宅勤務、会社-営業所/店舗間の秘匿通信に利用できる。

また、導入時に、機器類の購入が不要、固定IP取得費用が不要、導入作業費用が不要であり、コストも大幅に抑えることができる。
これまでに、7つのお客様より申込みがあったとの報告があった。
 

第5号議案 広報委員会からの報告

守田広報委員長より、以下の報告があった。
 ・ホームページTOPIXコンテンツの追加について
   以下のような記事を掲載することで、会員間のコミュニケーションを深めることを目的とする。
    イベント、研究会、セミナー、研修ツアーなどの告知や参加者の募集。
    ソフトウエアのPRや利用・販売の促進。
    技術、案件、人材、協業などについての会員各社への呼びかけ、ご相談。
    各組合での活動報告や人事情報(慶弔なども)
    会員間の情報収集(アンケートなど)や情報共有すべきことなど。
    全国NETならではの各地からのリアルタイム情報。

 ・会員メルマガ用メールアドレスの調査結果
   8月7日現在、326名分のアドレスを収集した。今後各種情報を発信していく。
 ・ホームページ・バナー広告掲載状況
   新規にJASPA-NETのバナー広告を追加した。

第6号議案 ホスト組合からの報告

北海道ソフトウェア事業協同組合の下館氏より、北海道ニアショア開発事業について報告があった。
計画内容は以下の通り。
・受託IT企業を中心に北海道ニアショア開発促進協議会を組織(参加企業13社)。
・参加企業の経営資源共有化を図り、アライアンスの有り方等について検討。
・その成果を共同出店等を通じて情報発信し、新たな受注先開拓と上流工程からの受注確保及び大規模開発案件受注実現を図る。

第7号議案 日本テレワーク協会からのお知らせ

眞杉監事より、日本テレワーク協会が推奨する「職場意識改善助成金」に関する説明があった。この助成金を活用することで、テレワーク用通信機器の導入・運用費用、保守サポート料、通信費、クラウドサービス使用料、就業規則・労使協定等の作成・変更費用、労務管理担当者や労働者に対する研修、周知、啓発に関する費用、外部専門家による導入のためのコンサル費用等が支援される。

第8号議案 9月度運営委員会開催のお知らせ(東京・22世紀フォーラム)

事務局より、9月度の東京での運営委員会の案内があった。
平成26年9月11日(木)
 13:00~16:00 特別セミナー
 16:00~18:00 運営委員会
上記、いずれも全国ソフトウェア協同組合連合会 2F大会議室
 18:00~20:00 懇親会 東京 芝 とうふ屋うかい
平成26年9月12日(金)
 懇親スポーツ大会 日高カントリークラブ

第9号議案 2014年度スケジュール(案)について

横尾事務局長より、2014年度~2015年度の年間行事予定表の確認があった。