ICTを基盤にした新ビジネスの豊富な可能性

投稿者:nakajima 投稿日時:日, 2015-01-25 15:41

 22世紀フォーラムの交流委員会の働きで、昨年テレコムサービス協会(是枝伸彦会長)と提携したが、1月下旬、協力事業の一環として同会20周年記念事業「ビジネスモデル発見&発表会」の審査委員長を務めた。東京・芝公園のメルパルクで開催された本選では、北海道から沖縄まで全国各地で予選を開き、選び抜かれたビジネスモデルがプレゼンテーションを繰り広げた。
 スマホやスマートタブレットが急速に普及しているため、これを利用するサービスのアイデアが多かった。特にキャンパス部門の候補には、SNSなどが当たり前のように取り込まれている。物心ついたときには、スマホもSNSも普及していたので平気で活用しているのには驚きである。われわれの世代がテレビ放送を当たり前のように利用し、戦前世代を驚かせたように、である。時代は確実に移り変わっている。
 ビジネス、サービスの利用分野も多様だった。
 高齢者社会の課題への対応として「ボケ対策」や少子化対応の保育園の高度サービス、外国への観光旅行をスムーズに行うための海外駐在日本人と海外旅行者のマッチングサービス、国内に観光客を受け入れるための各種のICTサービスなど、社会的課題を正面からとらえてプレゼンに思わず身を乗り出した。
 テレコムサービス協会会長賞に選ばれたのは、駐車場の出入り口で自動車のプレートナンバーを機械的に読み取って、入出場を効率よく管理するシステムだが、従来は重装備の読み取り装置を利用していたのをスマホやスマートタブレットで手軽に読み取れるようにしたサービスだ。初期投資が一挙に低下するため、利用できる分野が格段に広がる。スマホ、スマートタブレットが幅広い情報社会革命を加速させることを実感させた。
 農業分野の提案も多かった。その中で「遠隔農業」というサービスアイデアがなかなか魅力的で、賞の枠が足りなかったので、急きょ、「JASPA協会賞」を作ってもらって、賞を差し上げた。賞状の準備がなかったので、後日、賞状と賞金を贈ることにして、登壇してもらった四国のテレファーム社の社長とは、握手をして記念写真をとることで授賞のセレモニーに代えた。
 JASPAの加盟企業がビジネスに利用できそうなアイデアも散見された。こうしたものを利用し、あるいは、提供しているサービスで応募して腕試しをするのも悪くない。20周年事業だったので今年以降、開催するかどうかは分からないが、JASPAも協賛してぜひ継続してもらいたいと思った。