JASPAメンバー企業の活躍に期待する

投稿者:nakajima 投稿日時:木, 2015-08-27 11:45

 このところ、JASPA組合傘下の企業の新サービス発表がメディアでも話題を呼んでいる。「日本発」の新技術がJASPAの足元で育ち始めているのは心強い。
 新聞報道で目についたのは、8月初旬に各メディアが取り上げていた、TCSI(首都圏ソフトウェア協同組合、田口善一社長)の秘密分散処置技術を使ったセキュリティシステム「PASERI PC版」である。情報ファイルのデータを切り刻んで分割し、複数の場所に保管する技術だが、PCにソフトをインストールし、アプリを入れたUSBやスマホなどと接続すると仮想ドライブが立ち上がる。画面に表示されたエリアに対象のファイルをドラッグ・アンド・ドロップすると自動的にファイルが2分割されて、パソコンのハードディスクなどとUSBやスマホなどの外部メディアに格納される。これでパソコンに格納されたソフト、USBやスマホに入ったソフトは、それぞれは意味のない信号なので、盗まれても「情報」としては機能しないので、安全になる。
サイバー攻撃でも従業員の窃盗でも、盗まれても「情報」ではない意味のない信号に過ぎない。社外でパソコンを落としても盗まれても同様だ。サイバー攻撃や従業員のミスや悪意ある不正持ち出しは、完全に防御するのは極めて困難である。それよりも、いざ盗まれた時にも安全なPASERIのような秘密分散処理を使用して「いざという時にも安全」の状況を作り出した方が万全である。
 サイバー攻撃時代の「求められる」技術で、今後の展開に注目しておきたい。
 もう一つのメディアの報道はゼネテック(首都圏ソフトウェア協同組合、上野憲二社長)の防災用の位置情報自動通知サービス「ココダヨ」目である。同社の特許技術を基に開発して、「世界初のサービス」という。
 その仕組みはこうだ。緊急地震速報などの災害発生時の警報発令をきっかけに、あらかじめサーバーに保存していた災害発生直前の家族や従業員の位置情報をスマートフォンに通知するサービスだ。代表取締役社長の上野憲二氏は「地震発生後に通信が困難な状況になる前に、お互いの位置情報を確認できる」としている。
 ゼネテックは、JASPAの広報委員会や22世紀フォーラムの会議でも利用しているWEB会議室システムの「GCゲート」の提供会社でもある。独自技術によって新しいサービスを次々と考案しているのは頼もしい限りだ。ちなみにJASPAでは「GCゲート」を組合員仲間料金で安く利用できる仕組みを準備しているので、どんどん使ってほしい。
 身近な仲間の企業がメディアに大々的に報道されると、こちらも元気が出る。
 新聞やネットのニュースに触れる楽しみが増えた。