ビジネス機会見逃さない柔軟さを

投稿者:nakajima 投稿日時:金, 2016-03-04 16:09

昨年8月に厚生労働省が出した通達が、関係者の間で、「遠隔治療の事実上の解禁」と受け止められているそうだ(日経テクノロジ オンライン)。従来、遠隔治療は「平成9年遠隔診療通知」に基づき、へき地医療や慢性疾患、在宅医療に限定して行われてきたが、8月の通達で平成9年通知は、利用条件を限定したものではなく、「例示に過ぎない」としたという。
「患者側の要請に基づき、患者側の利点を十分に勘案した上で、直接の対面診療と適切に組み合わせて行われるときは、遠隔診療によっても差し支えないこととされており、直接の対面診療を行った上で、遠隔診療を行わなければならないものではない」と、解釈を大きく転換したようだ。
体温や症状をスマホで恒常的に収集し、これをもとに健康状況をチェックし、異常があれば、遠隔指示、状況によっては病院で直接、診断、施療する、あるいは近隣の看護師が訪問して加療するなどの新しいサービスが可能になる。すでに遠隔医療に合わせたサービスを開発するベンチャーが、多数、名乗りを上げているらしい。
情報通信技術の多様な発展によって様々な社会サービスが生まれてきつつある。技術の進歩に合わせて制度も徐々にではあるが、現行からの変容を迫られる。気がつくとそこに新しいビジネス機会が広がっている、ということもありえないことではない。
ICTは、その技術だけを追求する時代は終わった。◯◯✖️ICT、というように、他の分野に絡まって、その分野を大きく進展させるための道具である。異業種とのコラボによって次の発展が見えてくる。変化にどれだけ柔軟に応じて行けるか。「柔軟力」を磨いて行かないと生き延びられない時代になった。