今こそテレワークを~~新型コロナウイルス対策

投稿者:nakajima 投稿日時:日, 2020-02-09 14:21

収束する気配がない新型コロナウイルスに対してどう臨むか。
品不足だが何とか調達して人ごみに出るときはマスクをかける、オフィスに入る前に手のアルコール消毒やうがいを徹底するなど、すでに万策を講じているだろうが、この際、テレワークの訓練に使ったらどうだろうか。
遠隔地の支社や工場、営業所、本社の間ではテレビ会議が定着している企業は多くなっているが、まだ、個人個人が一定の仕事場に拘束されない「テレワーク」の導入には慎重な企業が大多数である。テレワーク導入企業でも、月に4回とか制限を設けるところも少なくない。まだ、例外的な働き方という位置づけのところが多いのである。
管理者の側は、自分の部下を顔の見えるところに集めておかないと不安である。テレビ会議は経費の節減、情報の共有化に効果的で受け入れやすいが、テレワークで個人個人がばらばらの場所にいてオフィスに集まってこない。仕事の分担も機動的にできない。感染病の対策としてなら、管理職者のこの不安や不満も抑え込める。
また、働く側にも事情がある。在宅勤務と言っても、普段はオフィスに勤めに出ている夫が家にいると家族の生活空間を狭めてしまうので肩身が狭い。これは大きなストレスだ。しかし、流行病が理由であれば、仕方がないと家族も我慢できる。
テレワークを大幅に採用する新しい働き方を効果的に実施しようとすれば、根本的なところから業務フローも作り直さないといけない。ソフト開発の人材派遣では、派遣先が承知してくれるかどうかがカギになるが、下手をすると同じ室内にいた全員が2週間程度隔離されてしまうようなリスクを抱えるより、分散してネットワーク経由で仕事を分担するのであれば、感染リスクを軽減できる。
仕事が全面的にストップするリスクに比べれば、テレワークで業務を進める不安など大したことではない。単に経験がないから不安になるだけで、工夫を凝らせば解消する方法は見つかる。実は、従来に比べ、もっと快適に仕事を進められる仕組みである。疑問が出れば、すぐにテレビ会議・テレビ電話で顔を見ながら打ち合わせできる。だれでも隣の席に呼び寄せられる感覚である。
非常事態なので、不安や問題があっても、テレワークの方が感染リスクは小さい、と移行しやすい。その上で、セキュリティや業務進行の把握、複数の作業者の調整ほかの問題点を把握し、解決策を講じてゆく。こうしてテレワークの新しい作業体系を作ってゆけば、非常事態でないときでも十分に通用する新しい働き方を発見できる可能性がある。
新型コロナウイルスの感染を防ぐ対策の中の極めつけはテレワークだと思う。東京オリンピック・パラリンピックで首都圏の交通事情悪化が懸念されるためにテレワークの実験を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染リスクに襲われている今こそ、テレワークノウハウを磨く好機ではないか。